当協会では、次世代を担う子供たちに「水の大切さ」を広く理解してもらうために、小・中学校の環境に関する学習授業や市町のイベント等に職員を派遣しております。
1.環境学習の目的
次世代を担う子供たち(小・中学生等)を対象に、一般家庭で使われた水がどのように川に流され、自然に返るか等、水環境に関する知識や水の大切さを教材等を使い、実際に体験し、理解してもらうことを目的としています。
2.学習の内容(45分~90分程度)
①基本講座(座学)
『気にしてみよう 考えてみよう 水について』(約20分~)
暮らしと水の関わり、川の自浄作用、汚水処理のしくみ等の説明を行い、結果として水を大切にするために私達ができることは何か、どうして使った水をきれいにしなければならないかを考える内容です。
②体験型学習(実験・観察)
(1)顕微鏡を使った微生物観察(約15分)
協会で準備した微生物を実際に顕微鏡を使って観察します。
小冊子にある微生物と見比べて、微生物の種類、また微生物の動き等を観察して下さい。(2)パックテスト(COD)水質測定体験(約30分)
生活排水がそのまま川に流れたら、どれくらい川が汚れるか。
洗濯洗剤、手洗い、ジュース、うどんの汁、水道水をパックテストを使って汚れの数値を測ります。(3)水のろ過実験、浄化実験(約30分)
汚れた水を、ろ過タワー(協会オリジナル)を使ってきれいな水にろ過する実験を行います。(4)浄化槽見学(約30分~)
現場に浄化槽が設置されている場合は、当協会検査員が現地で浄化槽の説明をします。
(教室から浄化槽までの移動距離により、時間は多少前後します。)
※①の基本講座に②体験型学習(1)~(4)を組み合わせて実施します。
3.環境学習の実績報告